「土手の芯のとじ方」と「ヒンジ」
2019.08.11
こんにちは。ブランドアンバサダーのりゅうじです。先週、グローブの名称を解説しましたが、「土手の芯のとじ方」と「ヒンジ」について、もう少し深く解説致します。
グローブの握り方、プレースタイルに大切なパーツ。わかっていないとグローブ選びを失敗する「土手の芯のとじ方」と「ヒンジ」。
あなたのプレースタイルに合う「土手の芯のとじ方」と「ヒンジ」を見極めましょう。
タテトジ
グローブの土手部がしっかりすることが特徴。投手・三塁手・外野手およびソフトボール用に適しています。ヨコトジ
オーソドックスなスタイルで、あらゆるポジションに対応します。ヨコトジダブル
オーソドックスなスタイルで、親指部を補強する紐通しです。あらゆるポジションに対応します。ワイドヒンジ
グローブの土手部の幅を広く設定できます。内野手用に適しています。ワイドヨコトジダブル
親指を補強するヨコトジダブルと、土手部を幅広く設定できるワイドヒンジを合わせた芯仕様です。ヨコトジダブルダブルワイド
ワイドヨコトジよりも土手部をさらに幅広く設定した芯仕様です。浅めのポケットを好む内野手に適しています。ヨコトジダブル紐抜き
ヨコトジダブルの下側の紐を通さない仕様。土手部が柔らかくなりポケットが広がります。タテヨコトジ(ミズノ)
土手部のしっかり感とポケットの大きさを確保できます。ソフトボール用及び投手用に適しています。MTヒンジ(ミズノ)
ヨコの動きに加えてタテの動きにも可能な、投手に適した仕様です。ワイドHMパッド(SSK)
従来よりも多くの紐で芯を固定することにより、親指の動きをよりスムーズに伝えるパッド形状。連結紐通し(SSK)
土手の紐通しを連結させる事により、土手部が硬くなり、しっかりとした型が持続します。アシックスでは、「リンキングレース」と呼んでいます。
フォースヒンジ(アシックス)
久保田スラッガーでは、「辻トジ」と呼んでいます。ヨコトジダブルダブルワイドよりも土手部をさらに幅広く設定した芯仕様です。浅めポケットを好む内野手に適しています。デュアルフレックスポケット
アシックスのオリジナルヒール。親指が動かしやすく、逆シングルでの捕球がしやすくなります。まとめ
各メーカーオリジナルの芯の綴じ方がありますが、素手でボールを掴む感じに近いのは、オーソドックスなヨコトジstyleです。定番品のグローブの90%以上も、ヨコトジstyle(ヨコトジダブル)ですね。
また、気を付けないといけないのが、芯の綴じ方とヒールの綴じ方の相性です。ワイドヒンジであれば、ヒールは逆巻き。タテトジであればヒールは順トジにしないと意味がありません。
一度、自分のグローブ見直してみては如何でしょう?不安な方は、近くの野球専門店で相談してみてはいかがでしょうか?グローブが使いやすくなるかもしれませんね。