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えっ?間違っていたの?レザーの知識。

2019.10.20




こんにちは。グローブアンバサダーのりゅうじです。
先日、某グローブ工場にて、研修をを受けさせて頂いたのですが…。
グローグアンバサダーと謳っているのに、レザーの知識が間違っていたことに、恥ずかしい(/ω\)


「キップレザー」と「ステアハイド」。グローブだけでなく、革製品でよく聞くかと思います。
キップレザーは、生後6ヶ月〜2年までの仔牛の革で、きめ細かく柔らかい革。ステアハイドは、2年以上育ったオス牛の革で、耐久性があります。
だから、キップレザーが高級で、プロの選手が好んで使っている。って言われていますよね。



間違いだったんです。


まずは、キップレザーとステアハイドの説明です。
キップレザーは、「生後6ヶ月〜2年までの仔牛(中牛)の革で、きめ細かな革」、ステアハイドは、「2年以上育ったオス牛の革」なのですが、「柔らかさ」「耐久性」が逆なのです。
キップレザーは、仔牛(中牛)の革ですので、繊維が詰まっています。繊維が詰まっているということはそれだけ耐久性が出ます。
ステアハイドはというと、体が大きくなるにつれて、繊維が広がる為、柔らかくなるんですって。
また、生後3ヶ月~6ヶ月の間に去勢されており、穏やかに成長するので柔らかく、厚みも均等なのも特徴です。
納得ですφ(゚Д゚ )ナルホド…

確かに、メーカーのカタログによっては、キップレザーの特徴として「コシがある。」ステアハイドには「しなやかさが特徴」と謳われています。


食肉の場合は、仔牛の肉の方が、柔らかく美味しいですけどね(笑)


それでは、キップレザーとステアハイド、どちらが「良い革」なのでしょうか?
ほとんどの人が「キップレザー」と答えるのではないでしょうか?
キップレザーは、値段も高ですしね。ですが…。


これも間違いです!


「値段が高い=良い革」にはなりません。
キップレザーがステアハイドより値段が高い理由は、牛1頭からグローブを作れる個数が少ないので、値段が高く設定されてしまうんです。
キップレザーのグローブは、コシがあるので使えば使うほど手に馴染み、長持ちもします。
ステアハイドは、早く手に馴染んでくれます。早く実践で使用したい学生さんには、オススメですよね。

結論は、キップレザーもステアハイドも良い革なんです!
要は、使用される人が、グローブに、革に何を望んでいるかなんですよね。

それと、忘れてはいけないのが、革は天然ものです。
ステアハイドのグローブ全てが柔らかいわけでなく、牛の種類によっても硬さは異なりますし、同じ種類の牛でも一頭一頭異なると思います。
そして同じ1頭の牛でも、背中と腹の部分では、硬さも変わります。
例えば、「耐久性」と「しなやかさ」この相反する言葉を謳うZETTのプロステイタスシリーズに使用されているステアハイドは、最も厚みがしっかりしていて、繊維の乱れが少ない背中部分の革をしようしています。


そして、プロの選手がキップレザーのグローブを使用している。

そして、これも間違いです。

プロの選手の6~7割が、ステアハイドのグローブを使用しているのです。
ポジションによって、バラつきもあり、近年は投手がキップレザーのグローブを使う選手が増えてきているらしいです。


と、ここまでキップレザーとステアハイドの説明をしましたが、野球カタログを見ていると、トップクラスのグローブやオーダーグローブの革の説明に「ステアハイド」の文字があまり出てきません。
ZETTは「プロステイタスレザー」、MizunoProは「プレキシーエリート」など、各メーカー独自にカッコイイ名前が付いています。
革を鞣すときの薬品などで、耐久性を良くしたり、柔らかくしたりで、各メーカーの革の特徴をもたらせているからだと思うのですが。


まとめ

これから、グローブの購入を検討されている人は、キップレザー・ステアレザーにとらわれず、今、自分にどんなグローブが必要なのかを考え、各メーカーの革の特徴を知った上で、グローブを購入して頂ければと思います。


アドバイス

近年、店頭でのグローブの型付けを希望されるお客様が増えています。
キップレザーは使うごとに手に馴染む革です。繊維が詰まったコシのある革を無理やり柔らかくすることは、革にストレスを与えているに過ぎません。
キップレザーの硬いグローブを柔らかくして欲しいのであれば、キップレザーを選ばずにステアハイドを選ぶべきですね。