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誰でも簡単!グローブお手入れ方法

グローブのお手入れ
こんにちは。グローブアンバサダーのりゅうじです。
いきなりですが、グローブのお手入れしていますか?

グローブのお手入れなんて、当たり前じゃん!

と、野球人なら、ほとんどの人が答えるのでは、ないでしょうか?
では、お手入れの頻度は?
・毎日している。
・週に1回程度。
・気が向いたら。
こんな感じでしょうか?頻度は違えど、野球をしていれば、グローブのお手入れをされている人がほとんどだと思います。


しかし、「ドロースを塗ると、グローブが重たくなるんだよね。」「もうグローブは柔らかくなっているから、ドロースを塗らなくても使えるよ!」なんて言いながら、お手入れをされていない人もいるのではないでしょうか?

それ、間違いです!

グローブのお手入れを怠ると、必ずグローブの寿命は縮まっています。

長年、野球専門店として店に立っていますが、グローブの修理をお持ちになられるお客様の8割は、お手入れが十分にされていないグローブなんです!
そして、お手入れの不十分なグローブでは、パフォーマンスも落ちてしまいます。
最高のパフォーマンスを発揮するには、グローブのお手入れは、欠かせません。

それでは、どのようにグローブをお手入れすればいいのでしょうか?
これなら小学生でもできる!誰でも簡単、お手入れ方法をご案内いたします。

お手入れのメリット

回転して飛んでくるボール
ボールは、シュルシュルって回転しながら飛んできますよね。捕球面の状態が「サラサラ」しているグローブと「シットリ」しているグローブ、どちらのグローブがキャッチングしやすいと思いますか?
絶対に「シットリ」しているグローブですよね。捕球面が「サラサラ」では、回転して飛んでくるボールが、滑り落ちてしまいそうです。
そして、傷みやすさはどうでしょうか?
まずは、グローブをお手入れをするメリットについて、お話します。
メリット1 パフォーマンスがUPする
グローブの捕球面にグラブオイルを塗ることで「シットリ」させていれば、回転して飛んでくるボールのすべり止めとなり、確実に捕球エラーが減ります。
また、当たり前ですが、グローブの型が崩れることで、ボールを捕球しにくくなります。
特に小学生に多い座布団グローブ(「ポケットが割れた「ぺったんこ」のグローブ)では、ポケットも無く捕球することも困難です。サラサラポケット&座布団グローブは、ボールを捕球できる気がしません。
最高のパフォーマンスを発揮する為にも、グローブをお手入れしましょう!
メリット2 グローブの寿命をUP
「サラサラ」なポケットのグローブでは、ボールの回転を止めることができず、ボールの回転の摩擦によりグローブを痛めてしまいます。
また、雨や手汗などで、濡れてしまったグローブ。そして、水分に弱い皮革。グローブを塗れたまま放置しておくと、革は硬くなり、グローブの「ひび割れ」の原因にもなってしまいます。
グローブの寿命を延ばす為にもグローブをお手入れしましょう!
メリット3 カッコいいグローブ
革製品のほとんどは、使い込むことで光沢感が出てきて、味のあるカッコイイ逸品と変化していきます。
同じく野球のグローブも、光沢が出てくるのですが、お手入れをしなければ、逆にグローブは乾燥してしまい、カサカサでみすぼらしいグローブになってしまいます。
グローブに光沢を出すには、グラブオイルで磨きこむことです。
高価なグローブ。ビジュアルを引き立たせるためにも、お手入れをしましょう!

用意するお手入れ用品

  • グラブオイル(ドロース)
  • ローション(汚れ落としの為のクリーナー)
  • スポンジもしくは、ぼろ布2枚
  • 革用ブラシ2種類
その他に、ムートンや毛先の柔らかい歯ブラシなどもあれば、便利です。
また、日焼けを防ぐオイルや消臭スプレーなど、こだわりのお手入れ用品もありますが、最低でも上記の4点は随時準備をしておきましょう。

お手入れ方法

さぁそれでは、誰でも簡単にできる、お手入れの基本を説明致します。
小学生や、野球初心者の人も、とりあえずこの4ステップを覚えて頂ければ、大丈夫です。
STEP1 土・砂埃を落とす
ブラッシング
グローブのお手入れ。基本は、まず汚れを落とすことから。 土や砂埃をブラシでこすり落とします。ブラシが無ければ、乾いた雑巾でも良いのですが、ブラシの方が楽ですね。
ブラッシングは、グローブの土手から指先に向けて擦ると、汚れを落としやすいです。グローブの革の繊維は、縦に入っている為、横へ向けて擦っても、汚れが落ちにくいのです。
ワンポイントアドバイス 汚れ落としのブラッシングには、シワの隙間に入り込んだ汚れは落ちにくい為、毛先は細い硬めのブラシをおススメしています。
グローブのポケットや背面はもちろんの事、ウェブや指股、指先やレース回りなども念入りにブラッシングしましょう。
特に注意する箇所。指先やレース回り、指股、ウェブ
特に注意する箇所。指先やレース回り、指股、ウェブ
STEP2 グラブローションで汚れ落とし
グローブを一旦「すっぴん」にしてあげましょう!
ブラッシングで落ちなかった汚れを、グラブローション(クリーナー)で汚れを落とし、グローブを「すっぴん」にしてあげます。
グローブを「すっぴん」することで、グラブオイルの浸透性が良くなり、革にグラブオイルが綺麗に馴染んでくれます。
グラブローションの使い方は、グラブローションをスポンジに少し取り、薄く伸ばすように、グローブの全体に塗ります。すると、汚れが浮き上がってくるので、浮き上がってきた汚れをキレイな雑巾で拭き取りましょう。
こびり付いた汚れは、グラブローションを塗った後、そのままこすり落とすことで、綺麗になるはずです。
クリーナーで汚れを落とす
STEP3 保革
保革湯を塗る
保革には、グラブオイル(ドロース)を使います。保革とは、土や砂埃に吸い取られたグローブの油分をグラブオイルで補い、グローブが乾燥しない様にすることです。
私たち人間も、乾燥する冬には、ハンドクリームを塗り、手のお手入れをしますよね。グローブも天然の革です。常にグローブが乾燥しない様に、油分を補給してあげましょう。
ここで注意事項です。グラブオイルを塗りすぎると、グローブが柔らかくなり過ぎたり、重たくなったりしてしまいます。
グラブオイルは、できる限り薄く伸ばしながら塗ってください。
また、グラブオイルをまんべんなく塗るのではなく、乾燥している部分(革の表面がサラサラ、カサカサになっている部分)には、丁寧に塗ってあげましょう。
そして、グローブ捕球面は、ボールのキャッチングに影響します!乾燥していないか、入念にチェックをしましょう。
あと、見落としがちが、グラブレース(革紐)!グラブレースも天然の革ですから、乾燥すると切れやすくなります。グラブレースにも、グラブオイルを塗ることを心がけましょう。


ワンポイントアドバイス グラブオイルは、スポンジやぼろ布で塗ることが一般的です。しかし、グラブオイルを革により良く浸透させるには、素手(指先)で塗ることが有効です
ドロースは、素手で塗る。 ウェブのグラブレースなど、細かな部分には、歯ブラシが塗りやすいです。傷が付かない様に、毛先の柔らかい歯ブラシを選んでください。
STEP4 磨いて光沢を出す。
磨いて光沢を出す。
お手入れの仕上げに、ムートンもしくはブラシで磨き上げましょう。グローブのビジュアルは、この作業で決まります!
仕上げのブラッシングをすることで、革の表面の凸凹が平らになります。そして、ブラッシングの摩擦で、グローブの革に含まれている油分が染み出し、グローブに美しい光沢(ツヤ)が出てくれます。
この光沢は、美しさだけでなく革表面の保護にもなってくれます。 ブラッシングにブラシを使う場合は、グローブに傷が付かない様、柔らかい馬毛ブラシを使ってください。
ワンポイントアドバイス ローリグスの男前メンテナンス方法では、3度のブラッシングをおススメしています。
まず始めに、馬毛ブラシでブラッシング。その後、ムートン、テッカテカ(艶出しグラブ)の順番で磨き上げることで、最強の光沢感を演出してくれます。
馬毛ブラシでブラッシング。ムートンと艶出し布で磨く

お手入れの頻度はどれぐらい?

  • 土や砂埃で、油分を吸い取られるから、グローブを使用したら、毎日お手入れをする。
  • グラブオイルを塗りすぎると、グローブが重たくなるので、週に1回程度。
  • グローブが乾燥してると思ったらグラブオイルを塗り、汚れていると思ったら磨くなど、気の向く時に。
皆さん、こんな感じですよね。どれも間違いでは無いと、私は思います。そして、完璧な正解も私は無いと思っています。
野球専門店として困ったことに、野球館のスタッフの中でも、上記の意見に分かれてしまっています。

私の個人的な見解は、「グローブのお手入れは毎日!」です。何かしら毎日グローブのお手入れをすることで、グローブの状態を確認できるからです。
ですが、先程紹介した「お手入れ方法」を全て完璧にすることではなく、例えばグローブの革が保湿されていれば、汚れ落としとブラッシングだけは毎日するなど、何かしらグローブに手を加えてあげたいと考えています。
また、革を乾燥させない為に、毎日グラブオイルを塗るのではなく、「硬く絞った濡れ雑巾」で磨くだけでも、適度に保湿できます。この方法であれば、グローブを重くせずして汚れを拭き取れるので、毎日グローブのお手入れがしやすいですよね。
そして、気が向いた時にグローブを大掃除してあげればと思います。
この方法は、ミズノの工場長に教えて頂き、おススメ手入れ方法です。

必ずしも、お手入れの頻度を決めなくても構いません。臨機応変でいいので、使いやすく、そしてビジュアルも保つためにグローブはお手入れをしましょう!

雨に濡れたグローブは?

雨に濡れたグローブは? 雨の日に試合や練習することもありますよね。グローブが雨などで塗れてい待った場合のお手入れ、大事です!
まず、泥を落としましょう。硬く絞った濡れ雑巾で、泥を拭き取ります。どんなに泥で汚れていても、水で丸洗いはNGです。「雨でグローブがビショビショじゃん?水洗いするのも一緒じゃねぇ?」なんて言わないで下さいね。
キレイに泥が落とせたら、水分を乾いたタオルなどで拭き取ります。
そして、内袋(指を入れるところ)の水分も取り除くことも、大切です。新聞紙を丸めて詰め込み、新聞紙に水分を吸い取らせます。新聞紙の代用として、軍手もおススメです。
内袋(指入れ部)の乾燥

そして、グローブを乾かせます。風通しが良く、日の当たらない場所で自然乾燥させます。直射日光での天日干しは、革が硬くなりひび割れの原因となります。時間はかかりますが、必ず陰干しで乾かせてください。
グローブが乾くと、革の油分も抜けてしまいます。乾燥後は、お手入れ方法step1~4の順番で、グローブをメンテナンスしてあげましょう。 乾燥後は、お手入れ方法のstep1~4の順番に、メンテナンスをしましょう。

グローブの保管方法

自宅で保管する時は
皆さんはグローブを何処で保管していますか?「鞄の中に入れっぱなし」や、「車のトランクの中」なんて言わないで下さいね。グローブをお手入れされているはずですし…。
グローブのお手入れ後は、風通しの良いところで保管しましょう。特に湿気の多い梅雨時期は、カビや臭いもキツくなります。グローブからカビや臭いを防ぐためにも、風通しの良いところで保管しましょう。

そこで、グローブの置き方に注意をして下さい!適当に置いていると、グローブの型が崩れてしまいます。
保管時のグローブの置き方
グローブは、立てて置いて下さい。寝かせて置いておくと、芯材が入っている親指の重さで、捕球するポケットが割れてしまいます。型崩れ防止のために、グローブは、立てて置くように心掛けましょう。
移動時の保管方法
保形ベルト
練習や試合の行き帰り、バッグにそのままグローブを突っ込んでいませんか?
それ、座布団グラブなる可能性です!
グローブが他の荷物に押しつぶされ、ボールを捕球する為のポケットが割れてしまします。
型崩れを防ぐためには、ソフトボール大の大きさのボール、またはあれば、3球ほどグローブのポケットに入れ、紐で巻いてから、バッグに入れましょう。
各メーカーからは、「保型バンド」「保型ベルト」といった商品も市販されています。発泡スチロールなどの素材のボールも付いていたり、便利なグッズです。

ですがそこで、注意事項です!
「ボールを挟み紐で巻く」この行為を「グローブの型を付ける為」と思っていませんか?
おもいっきり強く、グローブを保形ベルトで巻き付けていませんか?グローブの型付けとして…。

それ、激ヤバです!

あくまで、「保型バンド」「保型ベルト」です。型崩れ防止のために、ボールをグローブのポケット部に入れておくことで、バッグ内で他の荷物から、グローブのポケットの形状を守ってくれるのです。そして、紐でグローブを縛る行為は、グローブに挟んだボールが抜け出ないように紐で縛っているだけです。
おもいっきり強く、グローブを保形ベルトで巻き付けると、逆に扱いにくい型が付いてしまいます。グローブの型を崩さないで下さいね。

えっ?これもグローブのメンテナンスグッズ?

これもグローブのメンテナンスグッズなの?めちゃ便利じゃん!
ここからは、「何で今までなっかたんだろう、本当に便利なアイディアメンテナンスグッズを紹介していきます。。
便利なシートタイプ
携帯に便利!シートタイプ
練習の合間など時間が無い時に、「サッと」一拭き。汚れ落すだけでなく、ミンクオイルも配合されており、保革やツヤ出しまでしてくれる、便利なシートタイプ。
バッグにひとつは、忍ばせておきたいです!

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まるで化粧品のような高級オイル
まるで化粧品!高級オイル
油分だけでなく、ヒアルロン酸やコラーゲンが配合された、まるで化粧品のような高級グラブオイル。
最高級のオイルで最高級のグローブを磨きませんか!

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明日に備える 汚ガード ミスト
明日に備えよう!汚ガードミスト
お手入れの最後に、グローブにシュッとひと吹き。グローブの表面にフッ素樹脂が乗り、雨や砂土汚れからガードしてくれます。

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爽やかに香る、爽香守シリーズ
爽やかに香りを守る、爽香守シリーズ
消臭スプレーを始め、石鹸のような香りがする、お手入れシリーズ。保革オイルと汚れ落しとがひとつになった、オールインワン マルチクリーナーは大人気!
そして、野球館スタッフ一押しは、裏革専用オイル!絶対に使うべし!

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色落ちを防いでくれるスプレー
色落ちを防いでくれるスプレー
お手入れの最後に、グローブにシュッとひと吹き。
イエローやブルー、オレンジなどのカラーグローブにおススメです!日焼けでの色落ちを緩和してくれます。

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まるで化粧品!UVパウダー
えっ?化粧品?UVパウダー
大切なグローブを強い陽射しから守る、色落ち防止と保革を兼ね備えた、万能UVパウダーです。

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まとめ

天然の革で作られているグローブ。見た目も使いやすさも、お手入れ次第です。カッコいいグローブで、最高のパフォーマンスを発揮したいですね。
そそて、財布やバッグなどの革製品とは違い、常に消耗をし続けていくグローブを、型を崩さずして長持ちさせられるかも、お手入れ次第です。
一流の野球選手も毎日欠かさずグローブをお手入れしています。いや、グローブだけでなく、野球用品全てにおいて、お手入れされています。
最高のパフォーマンスが発揮できるよう、皆さんもグローブをはじめ、野球用品のお手入れも練習と同じぐらい頑張りましょう!